親とは、無条件に愛してくれる唯一無二の存在であり、子はみな親に感謝しなければならない。
それはそうですね、一般的にはそうですね。しかしながら、世の中には無条件には愛してくれなかった親というものがあり、どうしても子として親に感謝することができない場合もあります。
私の両親がそうでした。親からの愛は条件付きであり、可能な限り手のかからない子であることを求められました。健康であり、成績優秀であり、友人とも付き合いがあり、なるべく家におらず、家にいるときはプライバシーなく、わがままを言わず、お金をかけさせないことが絶対条件でした。私の両親は、子供よりも各々が自分のことを愛していたのです。
私自身に子供が生まれ、毎日の成長に子供への愛しさが募るにつれ、逆に自分の親がいかに子供を子供として愛していなかったのか理解できるようになりました。
また、自分に対する親の反応を何かにつけて思い出してしまい、親たちへの怒りが腹の底から湧き上がってきました。
このブログを作ったのは、そういった怒りをなんとか排出してしまいたいと思ったからです。
そしてまた、おそらく潜在的に親に苦しめられ、大人になってなお親からの呪いから逃げられない人の一助になれば幸いです。