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毒親からの解毒日記

自己中心的で「暴力はしつけ」タイプの父、浪費家で「私は悪くないわ、気が付かなかっただけ」タイプの母に育てられ、子持ちになって初めて自分の中にあった親からの毒に気が付いたアラサー女の独白です。

夫への説明

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夫への説明

今朝、夫のイノと話をしていて、今週は毒親がうちに来ないのでは、というと、イノは来るようなことを言っていたという。花見がてら、二人で来ようかしら、と言っていたよ、と。
ギリギリで面倒くさがって来るのをやめると思う、と私は言った。
毒母は昔から言ったことを翻すことが多い、私に一度くれると言ったものも、ちょっとすると「あれはだれそれにあげたから」と言って私に断りなく勝手にあげてしまう、とイノにこれまでのことを伝えて、「ひどくない?」とイノに言うと、イノは「ひどいとは思わない」と言った。
私はびっくりした。だって、例えば私がイノにプレゼントをしたとして、後日イノがそのプレゼントを開けてみようとしたら私がもう「ほかの人にあげちゃったよ」という、そういうことよ、ひどいと思わないの?
イノは、「人からもらったものはもらえただけラッキー、ないものと考えてるから、それを人に勝手にあげられてしまってもなんとも思わない」という。
何か話がずれてるな、と思い、「では、母のしたこと、私に一度は所有権が移ったものを私に断りなくほかの人に上げてしまうことは一般常識としておかしいと思わないのか」と聞いたら、やっと私が意味する「ひどい」が理解できたらしい。
一般常識に照らすとおかしいし、そういうことは本来すべきではないとイノも思うそうだ。
ただ、イノも姉によくイノの分のおやつを食べられたり、イノの持ち物を持ち出されたりしたらしく、「相手によっては仕方ない、またか、と諦めている」とのこと。ひどい、傷ついた、といちいち感じないらしい。
なるほどなあ、と思った。女性の友達に母が私に一度くれたものを横流ししてくれることを話し、「ひどいと思わない?」と言ったら、女友達のほとんどは「ひどいね」と返してくれるだろうし、私の憤りもすぐに共感してくれるだろう。たとえ女友達本人がそうされても傷つかないとしても、私がそうされて傷つく人なんだな、と察知して寄り添ってくれるわけだ。
でも、イノは「自分はひどいと感じないから、トリがそう思うっていうのはわからない」と言う。共感能力がかなり低いのだ。ただし、一般的なモラルに反しているということは理解し、私の母がおかしいことは同意してくれる。
男の人と会話しているとき、感情を交えた結論を伝えると、「え、どういう意味?」と返されることが多いが、こういうことなのかも、と思う。
「こうこうこういうことがあって、つらかった」→「なんで?」
「これがああだから、面白かった」→「どこが面白いの?」
男の人はよく、「女の会話にはオチがない」と言うが、女性同士としては、「辛かった」「面白かった」がオチであり、共感ポイント。
でも、男の人としては、
「これこれこういうことがあって、こうなった(オチ)」→「つらいね!(感想)」
「これがああだから、こうなった(オチ)」→「面白いね(感想)」
という、自分本位の共感をするわけだ。
なるほどねえ、となんとなく納得した。また、毒親育ちで悩む男性が少ないのも、この「自分の視点の感情しか見ない」という男性的な脳の働きによるのかも、と思った。
毒親であることによって子供の心が蝕まれるのは、毒親の気持ちに無理やり共感・同調させられることによるものが大きいと思うからだ。

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