今日はカレー。三が日きっちりおせちを食べたので、口直しに。
とはいうものの、今、息子の断乳決行中なので少し不安がある。
カレーは脂肪分が多いので、今のパンパンに張った胸で食べると乳腺炎になるかも…
とはいうものの、胸の張りで腕が上がりにくいほどなので、面倒なものを作る気にもならず。
少しずつ圧抜きして乗り切ろうと思う。
カレーを作るためにたまねぎを炒めていて、小さいころのカレー作りのことを思い出した。
うちのカレーはたまねぎをキツネ色まで炒めて、ニンジンやジャガイモを煮ている鍋に入れるものだった。二日間食べられるように、鍋の八分目まで水を入れるが、ルーは4皿分しか入れない。
当然、できたカレーはシャバシャバで味がうすいスープのようなものになる。
それでも私はそのカレーが好きだった。普段は味噌汁とご飯と焼き魚、ちくわともやしを醤油で煮たもの、くらいのメニューだったので、市販の味がするカレーは嬉しかった。
私はまだ就学前からこのカレー作りを手伝わされた。なんと、玉ねぎをキツネ色まで炒める係りだったのだ。私は体が小さかったので、ガスレンジの上のフライパンまで当然背が届かない。木製の踏み台の上につま先立ちをしてたまねぎを炒めた。ちょっと足が疲れて足踏みでもしようものなら、ガタガタと揺れて足を踏み外しそうになるので、少し炒めてはかかとを下ろし、また背伸びしては炒め、もう疲れた、と言うと「まだまだだよ」と言われるので、手足をしびれさせて必死でやった。
今思うと、なんというか、おどろきだ。就学前の子供に、そんな不安定な場所で、火のすぐそばで大人にもつらい作業をやらせるとは。
小学校で出るカレーは、もっととろみがしっかりついていて、具もころころと大きくて、家のカレーよりもずっとおいしかった。
大人になって、ルーの裏に書いてある作り方に忠実に作ってみたら、小学校のカレーほどではないが、おいしいおいしいカレーができた。とろみもたっぷりだし、玉ねぎを炒める手間もいらなかった。びっくりした。
今は、夫と子においしいカレーを食べてほしいから、玉ねぎをキツネ色になるまで炒める。
肉も野菜も、先に一度炒めておく。
子どもが手伝いたいと言う日が来るかもしれないが、その時は野菜のカットや鍋に入れるくらいにしよう。かわいい子が怪我しないように、辛い体勢をこらえたりしなくていいように。