今回のカウンセリングは、グリーフワーク。失われたもの、手に入れられなかったものに対して嘆きを表現していく。
最初にやったのは、私を虐待してきた人(私の場合は父・母・姉)に対して、面と向かって言ってやりたいことを、本人の写真や絵に向かって言う、というワーク。
ちょうど母が作った家族写真の写真たてがあったので、それに向かって一人一人に向けて説教をした。
次のワークは、出さない手紙を書く、というもの。
父には2枚になったが、母と姉にはそれぞれ1枚だけだったのが意外だった。なるべく厳かにそれを捨てるところまでがこのワークなので、私は手紙の一枚一枚をまず読み上げ、上天気で桜が美しい光の中、それらの手紙にマッチで火をつけてすべて真っ白な灰になるまで燃し、灰を土に埋めた。
ものすごくすっきりした。
手紙にすることによって、それぞれに対して何が一番許せなかったのか明確になったし、燃やすことで不思議と誰かに聞いてもらえた気持ちになった。