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毒親からの解毒日記

自己中心的で「暴力はしつけ」タイプの父、浪費家で「私は悪くないわ、気が付かなかっただけ」タイプの母に育てられ、子持ちになって初めて自分の中にあった親からの毒に気が付いたアラサー女の独白です。

セルフカウンセリング開始 11. 許すことにチャレンジする(2)

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セルフカウンセリング開始 11. 許すことにチャレンジする(2)

さて、次の課題が本当に苦痛でできなかった。
今回の課題は、許します、という内容の手紙を書くこと。
でも、これまで苦しかった恨みつらみの手紙や、自分あての手紙によって、何かがはがれるように楽になってきたので、今回も挑んでみよう。

お父さんへ

 まずは、ここまで育ててくれてありがとうございます。
大学に行ったとき、バイトを始めるまで仕送りを少し増やしてほしいと言ったら、そのまま4年間増額のままにしてくれてありがとうございました。おかげで少しお金を貯めることもできた。
夏のキャンプ、楽しかったですね。姉や母はお風呂に入れないし、虫もいるからと嫌がってたけれど、私は結構楽しかったです。寝袋で寝ると翌日体が痛かったけどね。
それから、オーストラリアへの交換留学を許してくれてありがとう。公的な補助金が出るものだったから、いろいろな行事に参加したりしないといけなくて、思ったより手間がかかったと思います。でも、本当にあの経験は私にとって素晴らしい経験でした。
中体連の応援や、高校の受験の時、大学の受験の時、送り迎えしてくれてありがとう。大学に行くことになって、私の一人暮らしの家を探すとき、ナーバスになった私のためにグリーン車の席を買ってくれた。引っ越しの時も、300キロ離れたところまで車で荷物を運んでくれてありがとう。
ろくでもない男と同棲して結婚してしまってごめんなさい。しかもすぐ出戻ってしまうようなことになって。そのあとも泣き暮らしたり、せっかく就職したと思ったらすぐ休職して心療内科に通って辞めることになったり。心配ばかりかけてすみませんでした。
 私は小さいころから、お父さんが怖かった。すぐ機嫌が変わってしまうし、殴られるので、いつもビクビクしていました。部屋に急に入ってこられるのも嫌でした。家にいる間、ノビノビできませんでした。でも、お父さんはお父さんなりに、娘との接し方をいろいろ模索していたのかもしれないと親になって思うようになりました。今でこそ、体罰によるしつけは恐怖感によって抑制しているだけで、根本的なしつけにはなっていないと認知されるようになりましたが、お父さんの時代は言うことを聞かない子供はひっぱたかれたりするのも珍しくはなかったし、祖父のことを考えると、たぶんお父さんもげんこつで怒られたんだろうと思います。
今でも男の人に怒鳴られたり、叩かれそうな雰囲気になると体がすくみあがってしまうし、お父さんは今でもあまりになんにでも文句を言ったりけなしたりするので、正直、一緒にいて疲れたり不愉快になることも多いですが、一生懸命私を育ててくれたことは本当に感謝しています。
 私も一生懸命、子どもを育てます。今はとても幸せです。これからもどうか見守っていてください。もうご心配はおかけしません。

とりあえず父に。
でも、これだけでずいぶん母や姉に対する怒りも軽減された。
どうして「手紙」という形態をとると、心が軽くなるんだろう。
自分の思いを相手に伝えたい、伝えようという方針が顕著だからだろうか。

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