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毒親からの解毒日記

自己中心的で「暴力はしつけ」タイプの父、浪費家で「私は悪くないわ、気が付かなかっただけ」タイプの母に育てられ、子持ちになって初めて自分の中にあった親からの毒に気が付いたアラサー女の独白です。

閑話休題2:「許し」の段階に進もうと思ったきっかけ

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閑話休題2:「許し」の段階に進もうと思ったきっかけ

しばらくの間、セルフカウンセリングができなかった。
それは、次の段階が「許し」だったから。
まだ許せない、まだ許せない、と思っていた。

ところが、このゴールデンウィーク中にある出来事があった。とてもささいなことだ。
子どもが伝い歩きをするようになり、家で私が使っていたコーヒーカップがテーブルにあると、子どもの手が届くようになってしまった。子どもはしっかりとつかみ、それをテーブルにたたきつける。
結構力強くやるので、いつか割れそう。そのコーヒーカップは、私には何の思い入れもないが、母がリサイクルショップで買ってきたディズニーのカップだ。一応母が買ってきたものなので、「注意はしておくが、子どもがカップを割るかもしれない」と伝えたところ、母は「それ大好きなカップだから割られるのは嫌だ」と言って、どこかから白いカップを出してきた。
私はコーヒーカップはそこそこ容量があり、軽いものがよい。できれば寸胴で、安定感があれば最高。でも、母が持ってきたカップは紅茶用で、そのくせ重かった。私は「それは使いたくない」とはっきりと断った。
紅茶用だし、重いし、好みのカップではない。どうせ割るのなら、自分でどこかから買ってくると。母はちょっとびっくりしていたが、そう、と引き下がった。私は喜々として私が使いたいコーヒーカップを探し始めた。それで私は自分にかけられた毒の呪いの一部が自分から抜けかかっていることに気が付いたのだ。
以前なら私は、母から差し出されたカップが何であれ「しょうがない、どうせ壊れるんだから」と思ってその母が差し出したものを黙って使っただろう。でも、今回は実に自然に、そしてはっきりと母の言いなりになることを拒否した。
ああ、これでいいんだ、と一つつきものが落ちた気がした。
私には私の意見があるのだし、私の気が進まないことを私はしなくてもいいんだ。

そして、こんな短期間でも私の毒はこうして少し抜けたのだ。この調子で抜けていけば、子どもを幸せに育てることもできるだろう。

そう思ったので、私はセルフカウンセリングを進めることにした。私はまだこうして変わることができるのだから、もしかして許すこともできるかもしれない、と。

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