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毒親からの解毒日記

自己中心的で「暴力はしつけ」タイプの父、浪費家で「私は悪くないわ、気が付かなかっただけ」タイプの母に育てられ、子持ちになって初めて自分の中にあった親からの毒に気が付いたアラサー女の独白です。

セルフカウンセリング開始 12. 自分の怒りを客観視する(5)

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セルフカウンセリング開始 12. 自分の怒りを客観視する(5)

よし、長くて挫折しそうだったこの章も終盤です。
今回の記事でこの章を終わらせようと思います。
次のワークは、相手を変えようとせず、自分の言動を変えるというもの。
これは非常にしばしば耳にすることだけれど、実際にやるのはなかなか難しい。
やってみれば簡単なのかな?

私のような小さいころから親のコントロールを受けて育ってきた人は、無理やり自我を曲げさせられて親の言動を受け入れさせられている経験を積んでいることが多い。
私の場合、服が着たきりスズメでも、目立った汚れがなければ清潔なんだということを親に刷り込まれ、私を不潔だと言う周りの人や、その意見を受け入れられない自分が間違っていると思わされていた。
こういう間違った意見の押し付けやアビューズに対してノーとはっきり言い、相手に対して敬意を持って自分の意見をリクエストする、ということができるようにするのが、このワークの目標。
例えば、これまで自分の意見に対して高圧的に怒鳴って意見を変えるように求めてきたり、暴力をふるって言いなりにさせようとしてくる人たちに対して、冷静に「大声で怒鳴らないでください」「暴力を振るわないでほしい」と伝え、相手がノーと言っても自分のせいだと思わないでいられるようにするということ。
そこで、相手を変えようと必死になった経験を書き出し、どういう言動をすれば相手に対して敬意をもったリクエストになるのか考えてみる。

 子どものしかり方について、夫がすぐに「ママに怒られるからやめなさい」と言うので私が夫に対して怒った。そうじゃないでしょう、物が壊れてしまうから乱暴に扱ってはいけない、と、ちゃんと子供がしたことに対してデメリットや危険を伝えればいいのに、なんでいちいち人のせいにするの?と感情的に夫を責めた。
→責めたりしないで、子どもに叱るときはちゃんとデメリットや危険性を伝えたほうが、子どもも理屈を理解して繰り返さなくなるから、協力してほしいとリクエストすればよかった。

次のワークは、話を一般化せずに問題点をしぼって話をするというワーク。
何か一つの出来事があったとき、「あなたはいつもこう」「一度も○○してくれない」と問題点を広げてしまって、収集のつかない口げんかになってしまうという不毛なことをしないように、問題点を明らかにして、目の前で起きていることだけについて話をし、相手の改善を促す練習をする。
・「あなたはいつも遅れてくる」
 →「何か事故でもあったのかと心配したよ。遅れそうなときは連絡をもらえると嬉しいな」
・「どうしていつも私を困らせるの」
 →「何かわからないことがあったのかな。一緒に一度やってみようか」
・「あなたは私に一度もプレゼントしたことがない」
 →「誕生日にプレゼントをもらえると私は嬉しいな!」
・「あなたは決して家の手伝いをしないのね」
 →「手が空いたら、洗濯ものだけお願いしていい?」

次は、過去を持ち出さず、現在のことだけに焦点を当てる練習。
喧嘩していたり、激昂した時にありがちなのが、過去に起こったことまで持ち出して現在自分が怒っていることについて話を広げること。これをやってしまうとどんどん相手が嫌いになるし、相手も過去のことを持ち出し始めてしまう。
そこで、過去にあってたまった怒りを吐き出し、目の前で起こっていることだけについて話をする練習をする。
今回、毒母が来ている間、子どもがちょうど猫にひっかかれて血が出てしまった。
毒母は古いいつのだかわからない軟膏を出してきてその傷に塗ろうとしたので、そんないつのだかわからない怪しい薬を塗らないで!と止めたのだけど、私がカットバンを出しているすきに勝手に子にその軟膏を塗ってしまった。
昔からこういう、私の意見は聞かないで自分の思ったことをやってしまうことが多かった。母が一度私にくれた服を勝手に誰かにやってしまったり、勝手に部屋に入ってきて文句を言いながら私のものを捨ててしまったり。
いつもそうだ!お母さんなんていつも私の言うことを聞かないで自分がやりたいことばっかりする!と言いたいところだが、そういうよくないコミュニケーションをやめるのが今回のワーク。
なので、「その軟膏は、製造年月日が数年前で、もう効果もないだろうし、下手をすると性質が変わってしまっているかもしれないから、塗らないで。流水で傷口をよく洗ってカットバンを張るから大丈夫よ」と言って母に手を出させないのが理想的であろう。

次は、「ストレートな話し方をする」というもの。
相手に気を遣うあまり、真意がわからないような言い回しをすることがあると、相手に気持ちが当然伝わらない。相手に思いやりを持った言葉選びをすることも大切だけど、イエスなのかノーなのかわからないような、自分の思いに相反する意味に受け取られかねないあいまいな言い方をやめましょう、ということ。私は幸いというかなんというか、以前から少しずつ嫌なことにはノーと言う練習をしているので、あまりこれには困らなかった。
しかし、例を挙げてみるのがワークなのでやってみる。
・遠回しな言い方
 先日、古い友人が3人の子供を連れて家に今日遊びに行きたいと連絡が来た。
 特に予定はなかったが、日ごろの疲れもあるし、部屋も人を招けるほどきれいになってないし、お客さんに出すお茶菓子も買ってこないとないし、そもそも友人の子は5歳と3歳と2歳。それくらいの子供が3人も家に来たことがないので正直怖い。
 →お子さんも小さいから連れてくるの大変でしょう。うちも狭いから。(真意:突然来るな)

 ○「突然のことで用意もできないし、ちょっと体調もよくないので今回は残念だけどパスさせてほしい」

・ノーと言えない場面
 産休に入る前、退職者を見送る会の幹事のなり手がなく、当日私はいけないのに(妊娠しているので当然飲酒もできないし、たばこの煙も吸いたくないし、つわりで公共交通機関に乗ると吐き気がするので)頼み込まれて幹事をすることになってしまった。
 →私、この体ですから、当日参加できませんよ(だから幹事もお引き受けできませんよ)

 ○「せっかくで申し訳ございませんが、どうしてもお引き受けできません」

さて、最後のワーク。ふうふう。やっとここまでたどり着いた。
最後は、「ごめんなさい」と「ありがとう」を言うというワークです。
自分が子供のとき、子どもに責任がないようなことでも責められて謝らせられるという経験をACはしがちなので、悪くないことにも罪悪感を感じて「ごめんなさい」の安売りをしてしまうことがあるけど、それはやめて、自分に本当に非があったことについては素直に「ごめんなさい」と言い、反省して改善をする。そして、何かしてもらったときはきちんと感謝の気持ちを伝えるということ。相手の行動をありがたく思い、感謝すると人間関係が円滑になる。親切を当たり前と思うようになると、いろんなことが不満になってくるもの。
ワークとしては、自分が「ごめんなさい」「ありがとう」と言いたい人を書き出し、実際に声に出し、顔を思い浮かべて「ごめんなさい」「ありがとう」と言ってみること。そして、次に会った時に実際に言ってみること。
・夫 いつも怒ったり声を荒げたり嫌味を言ってごめんなさい。お仕事で疲れていても家事や子供の相手をしてくれてありがとう。
・伯母 何かと気にかけてくれてありがとう。顔を見せずごめんなさい。
・友人M いつも楽しいことに誘ってくれてありがとう。高校生の頃は上から目線でごめんね。
・子ども イライラして声が荒くなってしまうことがあってごめんね。生まれてきてくれてありがとう。毎日成長してくれてありがとう。
・父・母 たまに訪ねてきたときに食事の用意をしてくれてありがとう。
・姉 子供に誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントを贈ってくれてありがとう。
・職場の人たち 育休をたっぷりとらせてくれてありがとうございます。子供のこともお祝いしてくれてありがとう。いろいろと大きな工事が控えているタイミングでごめんなさい。

これで、怒りのコントロールはおしまいです。
本当に長かったし、まだまだコントロールできないことの方が多い。
でも少しずつでも変わっていけるといいと思う。

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