さて、これで「自分の行動を変える」章のワークの最後になる。
最後のワークは、まず自分のゴールを絵に描いてみること。自分の姿でもいいし、シンボルとして描いても構わない。鉛筆でも、クレヨンでも好きな画材を使っていいし、コラージュでもいい。
私の場合はえんぴつでいろいろイメージしながら描いた。

スキャナが、母が電源コードを捨てたので使用できず、カメラで取り込んでいるので汚いが、こんなイラストになった。
これを目の前にまず置き、10歩離れる。
そして目をつぶってリラックスし、目を閉じたまま、このゴールに一歩一歩近づいていく自分をイメージする。
次に目を開けて、実際に描いた絵に向かって一歩一歩歩いていく。目の前に来た時にどんな表情を自分がしているのか、どんな気持ちになっているかを味わう。
今度は少しづつこの絵から遠ざかってみる。そうすると、しょんぼりするような、寂しいような気持ちになる。また近づいてみる。また遠ざかってみる。繰り返すうちに、近づいたときに感じる気持ちと、離れていくときに感じる気持ちがはっきり分離する。これが分離すると、ゴールを目指して自分の人生をコントロールするのも容易になる。
自分の絵の前に立って、後ろを振り返ってみる。自分がどんな努力をしてきたのか無意識のうちにはっきりしてくる。何をすべきなのかも漠然と感じることができる。
最後にもう一度絵の前に立って目をつぶり、自分がこのゴールを達成したときの姿を明確にイメージして、このワークを終える。

私の場合、なんというか、自信がみなぎってきた。このゴールに到達するために自分は努力できるし、見失うこともない、という。