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毒親からの解毒日記

自己中心的で「暴力はしつけ」タイプの父、浪費家で「私は悪くないわ、気が付かなかっただけ」タイプの母に育てられ、子持ちになって初めて自分の中にあった親からの毒に気が付いたアラサー女の独白です。

カウントバックが効かない自分

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カウントバックが効かない自分

つい先日、新しい自分というか、以前から間違いなくこうだったのに今まではそれと気が付かなかった自分に気が付いた。
それは、アンガーマネンジメントの手法の一つである「カウントバック」が自分には効果がないということだ。

そのことに気が付いたのは一本の電話からだった。私が掛けたものだ。
3月中に引っ越しをしなければならないが、何しろまだ家が決まらないため、不動産屋巡りをしなければならない。一度、ヨウを連れて回ったのだが、せめて2件回るつもりが、一日かけてもヨウの機嫌がこじれたり、異様に不動産屋さんが混んでいて一時間も待たなければならなかったりして、結局1件しか行けなかった上に、収穫もなかったので、次はヨウを一時保育に預けて、イノと二人であちこち回ろうということになった。
そこで、ヨウの休みの日に合わせてヨウを一時預かりしてくれる保育園を探したが、いつも行っている支援センターがついている保育園はその日はあいにく一時保育ができない日となっており、仕方なくシルバー人材センターでやっている一時預かり保育に電話を掛けたのだ。
そこは、預ける前に登録と前入金が必要なところで、そのくせ登録方法も支払い方法もホームページやちらしに記載がないため、登録の仕方から聞きたい、と伺った。
すると、ごねるごねる。
あーでもぉ、この施設、今月いっぱいで閉館するんですよお。だから今、ご登録いただいても、長いお付き合いができないですー。一時預かりって、お子さんによっては一日中泣いてたりするんですよお。だから、お子さんのためにもならないと思うんですー。こちらは、保育士が一人だけでね、あとはシルバー人材がいるだけだから、受けいられる人数も限られてるんですよー。その日はまだ予約が3人しか入ってないんですけどお、これまでそちらさん、利用したことないんですよねえ、今まで会ったこともない子供たちと一緒っていうのはあ、お子さんがつらいんじゃないですかねえ。

私はここで、子供は他所で一時保育を利用したことがあること、場所見知りも人見知りもしない子であること、年中支援センターに行って大人数で遊ぶことに慣れていることを説明したが、「そうなんですか、でも~」「ウチは初めてなんですよねえ~」しか言わなくなってしまった。

要するに、もう3月で閉館するから、新規の子供に入り込んでほしくない、今まで世話したことのある、「なついてる」子どもたちだけの相手をして、ダラダラ終わりたい、というわけだった。なんなら、登録の仕方や当日の持ち物を一から説明するのすら面倒なんだろう。
私は電話口でそのババアの内心が透けて見える言い訳を聞きながら、腹を立てていた。のど元まで「ラクして金が欲しいだけのプロ意識のないババアが。これだからシルバー人材センターってのは仕事はできないくせに説教はついてくるって有名なんだよ」という言葉が出かかっていた。
「老い先の短いババアのことだから、血圧を上げてやるまでもないか」と思って、ババアの願い通り「じゃあいいです。ほかを当たります」とだけ言って電話を切った。

さて、しかし、結構この電話の後は腹が立っていた。とりあえず怒りを爆発させることはなかったものの、シルバー人材センターに苦情を入れてやろうか、とか、この一時預かり所の口コミにボロクソ書いてやろうか、とフツフツと考えていた。
でも、他を当たったり、夕飯の準備をとりあえずして、気をそらせた。

しかし、その後もこのフツフツとした怒りは依然として腹の中にとどまった。
何度テンカウントしても、全く温度は下がらない。アンガーマネンジメントが効かない、ということに気が付いた。
そして、昔からこの怒りの慢性化があったことに気が付いた。
その場では怒りを発露させなくても、家に帰ってから、何日もたってから、怒りがそのことが起こったのとほとんど同じスケールを保って吹きあがってくるのだ。

たぶん私は、この腹立たしさをなんらかの形でその一時預かり所にぶつけるまでくすぶらせると思う。

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