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毒親からの解毒日記

自己中心的で「暴力はしつけ」タイプの父、浪費家で「私は悪くないわ、気が付かなかっただけ」タイプの母に育てられ、子持ちになって初めて自分の中にあった親からの毒に気が付いたアラサー女の独白です。

気づき

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1. 無題

うんうん。よく頑張ったね。

Re:無題

>うんうん。よく頑張ったね。

今思うと、自分で歯磨きの重要性に気づいたのは賢かったなあと思います。
自画自賛状態ですが…。よくぞ気づいてくれた、あのころの私。

ただいまコメントを受けつけておりません。

気づき

小さいころ、歯磨きも教えてもらえず、服も洗濯してもらえなかった。

このことをなんと、このブログを始めるまで自分の責任だと思っていた。そうじゃないと先日、突然気が付いて愕然とした。ご飯を食べきれないだけで殴られるのも、虫歯だらけだったのも、洗濯された下着がなくて汚れた下着をもう一日着たり、何年前から着ているかわからないサイズの合わない下着を引っ張り出して着たりしなければいけなかったのも、同じ服を毎日着てくる、不潔だとホームルームの時間につるし上げられるのも、自分のせいだと思っていた。

ご飯を全部食べられない、すぐおなかいっぱいになってしまう自分が悪い。
虫歯がすぐできてしまう自分が悪い。
下着をうまく回せなかった自分が悪い。服を毎日同じのを着てしまった自分が悪い。服は2,3枚とっておいて、毎日着まわせばよかった。下着は穴が開いたからと言って捨てないで、縫ったりしてとっておけばよかった。体育や身体測定のときだけよそいきの下着を着るように調整して。
全部自分の体質や判断が悪かったんだ…

それが当時からの自分の思考回路だった。
あまりにぼろぼろの下着を着ていると、洗濯の後に母が捨ててしまうことがあった。どんどん手持ちの下着が減っていって、同じ下着を二日着ることが多くなった。たまに思い出したように母が下着を補充して、それでなんとかつないでいた。しまいには、下着が足りなかったのも、服を変えなかったのも、足りないから買ってと言い出せなかった自分が悪かった、きっと言えば買ってもらえたのに、と思っていた。中学生になって、ブラが必要になっても、姉のおさがりを黙って着ていた。私の洋服ダンスに入っていたから。サイズが合わないけど(姉の方が貧乳)、これが洋服ダンスに入っているということは、このブラがダメになるまでこれを使わなきゃ、と。

きっと言えば買ってもらえたのに言い出せなかった、だって、お金がないって言われてたから。馬鹿だったなあ、私。と思っていた。

でも、そんなのは全部私が悪いんじゃないよ。私が責任を感じるところなんか一個もないじゃないの

子どもの下着がぼろぼろになってきている?親が気づいて買い替えてあげるのが当たり前でしょ!
思春期の娘のブラが必要?姉とサイズが同じなわけないんだから専用のブラを買ってあげるのが当たり前でしょ!姉の使い古しのブラを洋服ダンスに入れといてやったなんて思う方が頭おかしい。姉の方だって自分の下着を妹が使うのなんて気分悪いわ。
子どもが虫歯になって困る?一回も歯を磨いてあげたこともないくせに困るとか言ってるんじゃないよ!子供が虫歯になるのは親のケアが足りてないからでしょ!ちゃんと磨き方を教えて定期的にチェックしてれば毎回治療が必要になんてならないよ!
ご飯が食べきれない?体重が大人の三分の一くらいの子供に大人と同じ盛りつけして食べきれるわけがないでしょ!それで殴り飛ばして食わせるなんて、娘に対する拷問だよね!
下着が足りないのを言い出さなかったのが悪い?足りなくなったら自分で洗濯しろ?歯磨きくらいできて当たり前?ごはんを一人前食べきれないと大きくならない?あのねえ、子どもは生まれてすぐに何でもできるんじゃないんだよ。小さな大人じゃないんだから、ちゃんと見てケアして大人に育て上げていくんだよ。あんたたちのやってきたことは育児じゃない、育児が面倒だから放置して子供が勝手に大人になるのを待ってただけなんだよ!

今まで気づけなかったけど、気づいちゃった。私、小さいころ私が嫌な気持ちになっていた出来事のほとんどに自業自得な部分なんて一個もない!!!全部自分のことしか考えなかった親たちが悪かったんだ!
そして、当時の私、本当につらかったよね。生きてることが惨めだったよね。しなくていい気苦労をたくさんしたよね。誰にも言えなかったよね。お疲れさまでした、あんたのせいじゃないよ。もうそんな苦労しなくていい。ぜんぜん全くあんたのせいじゃない。あんたが汚くて石をぶつけられたり陰口を叩かれたり嫌われ者だったのは、あんたのもって生まれた性質が悪かったんじゃないよ。あんたはむしろそんな苦境の中でよくやったよ。ベストを尽くしてたよ。

虫歯のこと、服のこと、虐待だと思ってはいたけど、「それでも自分でもっとうまくやれたんじゃないか」って思い込んでいた。自分がもっと工夫すれば、親にケアしてもらえなくてもちゃんと服装を整えて、虫歯も一本もないようにできて、ご飯も食べきれたんじゃないか、自分がもっとうまくやれれば、両親がああでも人に後ろ指さされるようなことはなかったんじゃないか、と。

そうね、そうだったかもしれないよ。自分でもっと早くに歯磨きの重要性やすべき頻度に気づけたのかもしれないよ。下着のことも、うまく修繕したりタイミングよくおねだりして、足りないなんてことがないように自分で調整できたのかも。ご飯の量も、ちゃんと訳を話して好き嫌いなく食べれば殴られることはなかったのかも。でもそんなことは子どもの、小さくて無力な子供の気にすることじゃないよ。そんなことで子供の心を痛ませる方が、そんなことで子供を悩ませるほうがずっとずっと大きく間違ってる。むしろ小さな私はよくがんばってた。もう自分を責めるのはやめよう。

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コメント

1. 無題

うんうん。よく頑張ったね。

Re:無題

>うんうん。よく頑張ったね。

今思うと、自分で歯磨きの重要性に気づいたのは賢かったなあと思います。
自画自賛状態ですが…。よくぞ気づいてくれた、あのころの私。

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