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毒親からの解毒日記

自己中心的で「暴力はしつけ」タイプの父、浪費家で「私は悪くないわ、気が付かなかっただけ」タイプの母に育てられ、子持ちになって初めて自分の中にあった親からの毒に気が付いたアラサー女の独白です。

閑話休題3 母を糾弾する夢・夫婦というもの

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閑話休題3 母を糾弾する夢・夫婦というもの

今朝、ものすごい勢いで母を糾弾する夢を見た。
これも言いたかったけど言えずにいた!これもこれも!これも!という感じで、次々に母に対するこれまでの不満やうっぷん、子ども時代の恨みつらみを、滝のように母に向かって吐き出す夢。
母は「でもママだって忙しくて…」「それは誤解よ…」「それは悪かったけど…」ともごもごと弁解し、その弁解に対しても私は怒涛のようによどみなく反論した。
朝、すっきりしていた。そして、ああ、母が子育てよりも仕事を取ってくれたから、こうして私は介護しないと申し訳ない、という葛藤を感じずに済むし、母は出世してお金があるから追いすがられずに済む。良いことづくめだわ、と思うことができた。母が仕事人間で私と姉はネグレクトに近い育てられ方をされていたにも関わらず、母は私にお金を使うのを惜しんで自分の趣味や宝石集めにお金を使っていたので、共働きの恩恵というのを子供の自分は一滴も感じなかった。寂しくて、朝ごはんもなく、満足なおやつもなく、ぼろぼろの服、何日も洗濯されないで着まわす下着、それらに全く頓着しない両親。でも、その過去があったからこそ、介護なんてごめんよ、死ぬならピンコロで、退職金を食いつぶす前に死んでね、と思うことができるようになった。これが大人になって感じた、両親共働きの最大にして唯一の、そして最高の恩恵だ。私はイノとヨウのことだけを大切にして、イノとヨウと自分だけのためにお金を使うことができる。幸い、私にはお金のかかる趣味もないし、母がくだらない宝石に散財してくれたおかげで、全く宝飾品に魅力を感じない。お金をかけるならヨウの経験になるようなこと、家族で楽しい思い出になるようなことにしたい。

イノと結婚する前に、私は一度結婚して離婚している。
その時の結婚生活のことを、イノとの幸せな生活をしているときに少し思い出す。
ヒモはとにかく自己中心的だった。私がヒモの妹である小姑ともめても、俺を巻き込むなと言ってくる人だった。私のお金で生活していたくせに、対外的には私がヒモに食わせてもらっているという嘘をつき続けて自分の体面を保ち、私がどうしようもない無能な女というイメージをばらまいた。
とにかく自分さえ良ければ、というか、他の人を踏みつけにして自分を高く見せようとする男だった。
そして私も若くて、なぜそうなのか、なぜ自分の真実の姿で勝負しないのか、彼を責めた。私は私で自分の苦しみにしか目がいかなかったし、それを彼に解決してもらおうと甘えたところがあった。結局のところ、両方とも自己中心的で、両方に思いやりがなかったのだ。

今、イノと生活していて、お互いに思いやり合っているのを感じる。
イノが疲れていたり、クダを撒いていかにも不機嫌な時は、私ができることをやってイノにくつろいでもらうようにする。
イノはイノで、時々ケーキを買ってきてくれたり、ヨウの面倒をみてくれたり、家事をしてくれたりする。お互いに少しずつ気になったり、文句を言いたいことはあるけど、お互いさまだし見逃せなくはないから、許す。どうしてもだめなことがあったらちゃんと話をする。
そして、夫婦ってこうじゃないと勤まらない、と思う。どちらかが我慢し続けるのも、なんでもすぐ口に出して相手に解決を求めるのもいけない。そういうのが、イノとはできる。一度離婚しているからこそ、その大切さや得難さが実感できる。
結局のところ、私はいろいろな運命の運びで、ここにやっとたどり着いたのだな、と思う。

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